この記事では、自己肯定感と完璧主義の関係性について
私の体験談も交えながら、お話したいと思います。
あまり自分を責めすぎず、
のびのびと自分らしく生きていくためのヒントになれば幸いです!
完璧主義から来る自己肯定感の低さ
自己肯定感が低い人の特徴のひとつに、
「完璧主義である」ことが挙げられます。
私も完璧を求めてしまって動けない、
みたいなことはよくあります。
人間なんて不完全で未熟な生き物なんだから
完璧でいられるはずがないのに…。
頭では分かっていても、
それを受け入れられないんですよね。
完璧主義が行き過ぎると、
「自分ってダメだ…」となりますから
自己肯定感は下がってしまいますよね。
他人と比較してしまう
私の場合は、自己肯定感が低くなる要因として
「できている人がいるじゃん、でも私はできていない…」と
他人と自分を比較することがすごく大きい気がします。
その他人も、私には見えていないだけで、
ものすごくダメダメなところもあるだろうし、
自分のほうが簡単にできていることもあるかもしれない。
でも、それは見ていないですよね。
もはや自分を責めたいから、他人と比較して
自分の悪いところを探しているような気がします(笑)
「自分を責める」という点において、都合のいいところだけを切り取って、
「ほらやっぱり!」と自分の考えを正当化しているだけですね。
目標や理想が高く、
「これができなきゃ」「あれもできなきゃ」
「できてないってことは努力が足りないからだ」
みたいに、かなり自分を追い詰めるような考え方をしていました。
周りから褒められても、素直に受け止められない。
表面的には「ありがとう」と言うけれど
「本当にそう思っているのかな?」とか
「これって褒められることなのかな?」とか、心から喜べない。
いや、苦しすぎですね…(笑)
自分の弱みを受け入れられない
完璧主義は
「人に弱みを見せられない」、「自分の弱みを受け入れられない」
という特徴もあります。
これも、自分に当てはめると
「あるある〜分かる〜!」という感じです(笑)
ミスをしたり失敗したりすることを恐れるから、
挑戦すること自体を恐れ、やる前に諦めてしまうことも。
これを繰り返してしまい、自分への信頼感も自尊心もなくなって
結果、自己肯定感を低下させてしまうという負の連鎖が生まれてしまいます。
「強くなくちゃダメなんだ」
「だから弱いところがあるなんてあり得ない、見せられない」
みたいに、強迫観念のようなものがある気がします。
強くあろうとすることは大事ですが、
強い人って、実は自分の弱さを分かっている人なんですよね。
完璧主義をやめたら
人間というのは不完全で未熟な生き物のはずなのに、
なぜそこまで完璧主義になってしまうのでしょうね。
そのあたりの解説などは別の記事に譲るとして、
完璧主義をやめると具体的にどう良いのかまとめたいと思います。
プラス思考
完璧主義の場合、
10やることがあって10全部できていないと
「6しかできなかった…」
「10できていないと意味ない…」
とできていないことに目を向けがちです。
それを、
「6もできたんだ!すごい!」
「できているということ自体、自分が変われたということ」
と、できたことに目を向けられるようになります。
自分のことを認められるようになり、
自己肯定感が上がっていきます。
周りの人に優しくなれる
完璧主義の人は、自分にも厳しいですが
他人にも厳しい側面があります。
私も自分に厳しく、当てはまるな〜とは思いますが、
他人に厳しいというより
「こういう人ならこうしてくれるはず」と期待してしまう、
と言ったほうが近いかもしれません。
そんな期待を勝手に背負わされるほうは
たまったもんじゃないですよね(笑)
完璧主義を手放すと、
自分に対して寛容になっていきます。
「人間なんだからそういうこともあるよね、大丈夫」という感じで、
不完全さや未熟さを受け入れることができるようになります。
すると、他人に対しても同じように
「人間だもの」精神で、優しく接することができるようになっていきます。
仮に期待をしてしまっても、
「期待は良くないよね〜、でもしちゃうよね、しょうがない」と
まずは自分に対して寛容に受け止められますし、
「相手は私のために生きているわけじゃないし、
期待通りに動いてくれなかったってだけで、相手にどうこう思うのは違うよね〜」と
他人と自分を切り離して考えることができるようになり、
良い意味で、他人の行動に無関心になることができます。
幸福度が高まる
完璧主義の人は、
「こうすべき」「こうしなければいけない」という
気持ちが強いことが多いですが、
完璧主義をやめると、それらがなくなります。
「別にしなきゃいけないことなんてないよね?」
「誰がやんなきゃいけないって言ったの?」と、
「すべき」とか「しなきゃいけない」ということって
どちらかというと嫌々やっていることが多いと思うので、
そういうのがなくなって、
やりたいことや好きなことの割合が増えて
結果、幸福度が高まっていくのかなと思います。
完璧主義をやめる具体的な改善方法
今までこの性格で生きてきたし、
人はそんなに簡単には変わらない、と
やる前から諦めてた節はあります。
「どうせやったって意味ないでしょ」と考えちゃいますね…。
確かに簡単ではないかもしれません。
自分が見たことのない世界に飛び込もうとするのは
どうしても勇気が必要です。
そこを「信じて」「継続」できるかどうか。
どんなことをするにしても、
ここが一番大きいかなと思います。
・加点方式で物事を見てみる
完璧主義な人は、あれもダメ、これもダメ、という
減点方式になりがちです。
足りないものではなく、
「今あるもの」「できたもの」に目を向ける意識をしてみましょう。
あれダメこれダメ…と思い始めたなと思ったら、
少しだけ気持ちを切り替えて
「じゃあ逆に良いところは?できてるところは?」と
考えるようにしてみてください。
「減点しない!加点方式!いいとこ探そう!」
と意識するだけで、少し違った景色が見えると思います。
・「まあいっか」と口に出してみる
こちらも気持ちの切り替え方法ですが、
あれもできてない、これもできてない…と
自分が嫌になりそうになった時。
「まあいっか」と考えたり、口に出したりしてみてください。
ほとんどの物事はなんとかなるもの。
私も、最初は「そんなん無理や…」って思ってましたが(笑)、
とにかく信じてやってみる、続けてみる、を繰り返した結果、
「私はダメだ」という気持ちは、少しはなくなってきている気がします。
・視点を変える
昔、アルバイト先の上司からいただいたアドバイスです。
螺旋階段って、真上から見たら
ぐるぐると回っているだけのように見えますが
横から見ると、階段になっていて登れるようになっていますよね。
自分なりに頑張っていても、
成果が目に見えなかったり変わっているように見えなかったりすると
同じところをぐるぐる回っているんじゃないか…
と思ったりすると思います。
でもそれって、真上から見たら
同じところを回っているように見えるかもしれないですが、
横から見ると、少しずつ上に上がっていっているんです。
螺旋階段のように。
行き詰まっているな…と感じた時は
視点を変えてみる、というのは大事だと思います。
「表から見たらこうだけど、裏から見たらどうだろう?」
「私はこう思ってしまうけど、人から見たらどう見えるんだろう?」
とにかく、自分の視点に固執しない、という感じです。
・結果にこだわりすぎない
結果を出すために目標を立てて
それに向けて頑張るのは大事です。
ですが、あまりにも結果にこだわりすぎてしまうと
「結果が出てないんだから、これまでの努力も全部無意味」
みたいに考えてしまいがちです。
そんなことはありません。
今までやっていなかったことを1でも、いや0.1でもやったのなら
やらなかった時よりも確実に何かが変わっているはずです。
・毎日ゼロベースで考えてみる
やらなきゃいけないなと思っていても、
なかなか手をつけられていないもの。
毎日ちょっとずつやれば、
今頃はきっと終わっていたかもしれないのに…
と、また自分を責めてしまうことはよくあります。
できていない自分を毎日抱えているような感じですね。
極端な話、昨日もできなかったから
今日やっても意味ない、と思うこともしばしば。
例えば、ダイエットだと
「昨日ストレスで暴飲暴食してしまった…
もう今日頑張っても意味ないんじゃないか」と
これまで頑張ってきたことを無駄にするような考え方に
なってしまうこともあります。
人間なんですから、毎日ストイックに
それこそまるでロボットのように、
きっちり同じことを繰り返すなんて無理な話です。
仮に、昨日の自分がダメダメだったとしても。
昨日は昨日、今日は今日。
私の大好きなポルノグラフィティの曲に
「A New Day」という曲があるんですが、
昨日までがどんな日々だったとしても
A New Day 今日もそうだと限らない
と歌っているんですね。
「そうだよね!」と自分を励ます応援ソングとしてよく聞いていますが、
この「ゼロベース」思考を改めて考えてみた時に、
私はこの歌をちゃんと理解していなかった気がしました(笑)
昨日のことに引きずられないように、毎日リセットする。
昨日までのことを、自分の負債のように抱えるのはやめたいですね。
まとめ
完璧主義の特徴や自己肯定感への影響、
完璧主義を改善する方法など紹介してきましたが
いかがでしたでしょうか?
毎日を健やかに暮らしていくための
少しでも参考になれば幸いです!
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