友人の相談にのって気づいたこと
こんな私でも、友だちの相談にのることがあります(笑)。
その友人(Tちゃん)はとてもネガティブで、ウジウジ悩んでしまうタイプ。
私自身もそういう部分があるのですが、それでも少し引いてしまうほどでした。
ただ、似たようなタイプだからこそ、その気持ちはよく分かるし、
どうしたらそこから抜け出せるのかも客観的に見られるので、
アドバイスしやすい部分もありました。
まさに「人のふり見て我がふり直せ」という感じですね。
片思いに悩むTちゃん
Tちゃんの相談内容は「どうしたら好きな人に振り向いてもらえるか」。
彼とできるだけ接点を作ったり、彼の頑張っていることを応援したり、
ふたりでごはんにも行ったりしていたようですが、なかなか進展せず、
「自分には興味がないのでは?」と悩んでいました。
客観的に見ると、Tちゃんは相手のことばかり気にしていて、
自分自身を見つめ直す時間が取れていないように感じました。
心理学では、自己効力感(self-efficacy)が低いと、
人は自分の行動が結果を生むという実感を持ちにくくなり、
状況をコントロールする力を感じられなくなるとされています。
Tちゃんも、結果が思うように出ないことで、
自己効力感が低下していたのかもしれません。
言葉が現実をつくる
この相談を受けながら、私は「言霊って馬鹿にできないな」と改めて感じました。
心理学的にも、言葉の持つ力は大きいとされています。
例えば、「自己成就予言(Self-Fulfilling Prophecy)」という概念があります。
これは、「自分が信じたことが実際の行動に影響を与え、
結果としてその信念が現実になる」というものです。
「どうせ私なんて…」と思ったり口に出したりしていると、
本当にそういう現実を引き寄せてしまいます。
そして、ネガティブな出来事が続き、「ほらやっぱり!」と
ますます自分に対して否定的な言葉を吐くという負の循環が生まれるのです。
よく聞く言葉ですが、
楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ
自信があるから行動するのではない、行動するから自信がつくのだ
これは「行動認知理論(Behavioral Activation Theory)」にも通じる考え方で、
ポジティブな行動を意識的に取ることで、感情や認知も変化し、
ポジティブな結果を生み出すと言われています。
どんなにつらくても、まずは笑ってみる。
どんなに不安でも、とにかく行動してみる。
どんなに惨めに感じても、「どうせ私なんて…」と言わない。
「私はできる!大丈夫!」と実際に口に出して、自分を励ましてみる。
言葉の力を実感した経験
この「私はできる!」と口に出すことの大切さを、
私自身も身をもって体験しました。
例えば、ダイエットを始める際に、
部屋の壁に励ましの言葉を書いた紙をたくさん貼りました。
美容系YouTuberのエクササイズ動画を見ながら、
彼女たちがかけてくれる励ましの言葉をメモして、
それを日常的に目にするようにしました。
「今日より可愛い明日の自分が待ってる!」
「頑張った時間は裏切らない!」
「絶対可愛くなってやる!」
書き出す行為もそうですし、
頻繁に目にすることで「本当にそうなんだ」と
脳を騙すことができるような感じでした。
自分を褒める習慣の大切さ
私はもともと自分を褒めることが苦手で、
「もっと頑張ってる人がいるし…」と他人と比較してしまう性格でした。
しかし、「人がどう思うかではなく、
自分ができる範囲でやったことはきちんと認めてあげないと、
自分がかわいそうだな」と考えを改めました。
心理学では「ポジティブ強化(Positive Reinforcement)」という概念があります。
これは、自分の行動を褒めることで、さらにその行動を強化し、継続しやすくする方法です。
そこで、どんな小さなことでもできたら
「私、めっちゃ偉いじゃん!最高!」と心の中で褒めることにしました。
例えば、以前はコンビニに立ち寄ると
余計なもの(お菓子や食品)をつい買ってしまっていました。
でもある日、何も買わずに出てきたときに、
「え〜私、何も買わずに出てこれた!偉すぎ!」と褒めてみました。
すると、ゲンキンなもので(笑)、ちょっと気分がよくなったのです。
こうして少しずつ自分を褒める習慣を続けると、
「これができたなら、次はこれもできるかも!」と、
できることが増えていきました。
自分を励ます言葉の力
ただ単に自分をオーバーに褒めるだけ。
そんなの意味あるの?と思うかもしれません。
でも、別に100%信じなくてもいいんです。
大事なのは、実際にやってみること。
こうしたアファーメーション(肯定的な言葉を繰り返し唱えること)は、
自分を認めるためにとても効果的です。
騙されたと思って、ぜひ試してみてください!
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