自己肯定感を高めるには、物事の捉え方がとても大事です。
今回は「自責思考」について、私自身の経験を交えながら、
どうすれば毎日を前向きに過ごせるかをお話ししたいと思います。
他責思考だった私の過去
以前の私は、やりたくないことがあると
「環境が悪い」「時間やお金が足りない」と言い訳したり、
「あの人が言ったからやったのに…」と、
うまくいかない理由を他人のせいにすることが多かったんです。
特に仕事では、やりたくない業務をやることもあり、
上司のアドバイスを素直に受け入れられなくなっていました。
「成果が出るまで時間がかかる」と言われても、
すぐに結果が見えないと信じられず、上司の言葉を疑い、環境に不満を持つばかり。
でも、冷静に振り返ると、
「そもそも自分が本気でやりたいと思えていなかったから」だと気づいたんです。
だから中途半端にしか取り組めず、結果も出ない…そんな悪循環でした。
そんな中、「起こったことはすべて自分の責任」と考えるようにしてみました。
だけど、極端に自責思考に寄りすぎると、
「他人の問題まで自分のせい?」と抱え込んでしまい、逆に苦しくなることも。
そこで気づいたのが、「0か100かで考えず、グレーゾーンを持つことが大事」ということ。
完璧主義をやめて、「自分にできること」にフォーカスしながら、柔軟に考えるようになりました。
自責思考とは?
心理学的に見ると、自責思考とは
「自分に原因があると考え、それを成長の糧にする思考法」です。
具体的にはこんな特徴があります。
- 自分の行動や選択に責任を持ち、改善策を考える
- 失敗を糧にし、次に活かす
- 他人のミスに巻き込まれても「自分にできたことは何か」と振り返る
ポイントは、「すべてを自分の責任にする」のではなく、
「自分がコントロールできることに集中する」こと。
他人や環境は変えられないけど、自分の行動や考え方は変えられます。
他責思考が及ぼす影響
逆に、他責思考が強いとこんな影響が出ます。
- 物事を他人のせいにし、成長のチャンスを逃す
- 失敗を振り返らず、改善策を考えない
- 主体性がなくなり、受け身の姿勢になる
- 問題解決を他人任せにし、責任を取らない
他責思考は、一時的には気持ちが楽になります。
でも、長期的に見ると、自分の成長を止めてしまう原因にもなります。
「どうせ自分は変わらない」「現状維持でいい」と思っていると、
気づかないうちに衰退してしまうんです。
だからこそ、小さな前進を大事にしたいですね。
自責思考を身につけるために
極端な自責思考ではなく、健全な自責思考を持つために、
以下の3つを意識してみるといいですよ。
1. フィードバックを素直に受け入れる
人からの意見を聞くのはちょっと怖いですが、成長のチャンスです。
- 「どう思う?」と周りの意見を聞いてみる
- 自分では気づけない視点を知る
- 批判ではなく、改善のヒントとして受け取る
意外と人は、自分に対して何かしら感じているもの。
その意見を聞くことで、新しい学びが得られます。
2. 失敗を怖がらず、小さなチャレンジをする
「普段の自分ならやらないこと」を少しずつ試してみる。
例えば、
- 自分から挨拶をする
- 新しい仕事のやり方を試す
- いつもと違う選択をしてみる
やってみると「意外と大丈夫!」と思えることが多く、
次のチャレンジがしやすくなります。
3. 前向きな言葉を使う
言葉は思考に影響を与えます。
- 「どうせ自分なんて…」→「そんな自分でもできることは?」
- 「やっても意味がない」→「意味があるとしたらどんなこと?」
前向きな問いかけをすることで、行動も自然と変わります。
まとめ
自責思考は成長のために大事ですが、
極端になると自己肯定感を下げる原因にもなります。
大切なのは「自分ができることに集中する」こと。
「今の自分に足りないものは?」
「どうすれば改善できる?」
こんな視点を持つことで、少しずつ成長し、
自己肯定感も上がっていきます。
自分を責めるのではなく、「自分が変えられること」に目を向けて、
前向きに過ごしていきましょう!
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