この記事では、失恋を経験した私が、
そこからどのように自己肯定感を高めたのかをご紹介します。
心理学的な視点も交えながら、少しでも参考になれば幸いです。
大好きな彼との別れが教えてくれたこと
昨年10月、大好きな彼から突然別れを告げられました。
価値観の違いも話し合いで乗り越えていけると思っていたのですが、
彼はそう考えていなかったようです。
有無を言わさない彼のシャットダウンはとても辛く、
「そこまでストレスを感じさせてしまっていたのか…」と深く反省しました。
今でも復縁を望んでいますが、
それ以上に「自分自身を変えたい」という気持ちが強くなり、
内面・外見ともに磨く日々を送っています。
ただし、彼のためではなく、自分自身のために。
相手が彼であろうと、新しい人であろうと、
同じ過ちを二度と繰り返さないために。
外見を磨くことで得た気づき
まずは見た目から変えることに
内面を変えるには時間がかかります。
しかも、目に見えた変化が分かりにくい。
そこで、まず取り組んだのが外見磨きでした。
ここ数年、自分を魅力的に見せる努力を怠っていたと気づきました。
人と関わるのが億劫になっていたこともあり、
「可愛く見られたい」「素敵な人になりたい」といった気持ちが
薄れていたように思います。
周囲が気づくほどの変化
外見磨きを始めて3ヶ月。
「痩せたね!」「可愛くなった!」「綺麗になった!」と
周りの人からたくさん言われるようになりました!
むしろ「そこまで痩せると心配になっちゃんうだけど…」と
言われてしまったので(笑)、
不健康にはならないよう気をつけます。
でも、一番気づいてほしかった元彼は全く反応なし。
「そんなにまで私に関心がないのか…」とショックでしたが、
目的は彼ではなく「幸せになること」。
そのためには、自分を変えるしかないと改めて思いました。
心の変化:自己肯定感が高まるプロセス
「自分を好きになる」という感覚
それまでの私は完璧主義で、
「努力しても結果が出なければ意味がない」
「上には上がいる、私なんかまだまだ頑張らなきゃ…」
と考えていました。
向上心が強いと言えば聞こえはいいですが、
どれだけ頑張っても自分を認められず、苦しく思っていました。
そんなんじゃ、自分のことは好きになれないですよね。
でも、外見が変わったことで
「私、イケてるかも?」
「頑張った自分を認めてもいいのでは?」
という感情が芽生えました。
これは心理学的にも「行動変容が自己概念を変える」
という理論に基づいています。
自分のやってきたことを
肯定してもいいんじゃないかと思えるようになり、
自分のことが好きになってきたように思います。
小さな成功体験の積み重ねで、自信が持てるように
外見磨きと並行して内面磨きも少しずつしていたのですが、
(むしろ外見を磨くということが内面磨きに繋がっていたまである)
毎日「私こんなことができた!すごくない?!」と
どんな小さなことでも自分が行動したことを
自分で褒めるようにしていました。
すると、「じゃあここまでやってみようかな」とか
「もしかしたらこれもできるかもしれない」と
思うようになりました。
「行動できた」という小さな成功体験が少しずつ積み重なり、
今までは「私には無理…苦手だもん」と思っていたことも
「もしかしたらできるかもしれない」
「できる行動から積み重ねていけばいいかな」と
前向きに考えられるようになりました。
これは、心理学でいう「自己効力感(Self-efficacy)」の向上につながります。
小さな成功体験を積むことで、自己肯定感が高まるのです。
「私ならできる!」と自分に自信が持てたように思います。
人間関係の変化
依存ではなく、健全な関係へ
私は友だちが少ないです(笑)
心に壁を作るタイプで、
愛想はいいほうなので表面的には楽しそうに付き合えるのですが、
本当の自分を見せているかと言われるとそうではなかったりします。
だから、一回壁を取り除くと
その人に結構依存というか寄りかかってしまう傾向にあります。
信頼すると、とことん信頼するし
恋愛に関しても一回好きになると、とことん一途になるんですよね。
人付き合いは「狭く深く」というタイプです。
でも、彼に振られて、自分の良くないところを分析して
「親しい人にこそ気遣いや配慮が大切で、もっと気をつけなきゃいけない」
ということに気づきました。
特に外見磨き頑張って自分を好きになれたことによって
「私には私にしかない価値があるんだ」と、
少しですが感じることができるようになって、
「親しい人への気遣いは大切だけど、自分らしく過ごせるか、
自分の軸を持っているかどうかもとても大切」と
気づいたことをさらに深化させることもできました。
これは心理学でいう「自律的自己(Autonomous Self)」の概念に近いものです。
他人の意見に振り回されなくなった
彼をご飯に誘って断られてしまったという話を友人にしたのですが、
ある友人は「今は相手のためにも自分のためにも放っておいたほうがいいね」と言っていて、
別の友人は「また連絡していいと思う!彼のことも考えつつ他の出会いも探す…みたいなスタンスでいいと思う」
と言っていました。
「放っておいたほうがいいよね、確かに」とも思いますが、
「めげずに連絡してもいいんだ、という私の気持ちに寄り添ってくれた」とも思いました。
もちろん、彼を放っておくことが最善だということも分かっているから、
連絡はしないし自分ができることに集中するというマインドではあります。
それぞれの意見は一理ありますが、
大切なのは「自分がどうしたいのか」。
以前の私は、他人の意見に左右されることが多かったのですが、
今は「参考にはするが鵜呑みにはしない、決めるのは自分」と
いうスタンスを取れるようになりました。
これは「内的基準(Internal Locus of Control)」を持つことに繋がります。
まとめ:失恋を成長のチャンスに
失恋はとっても辛いものです。
自分を否定されたように感じますし、
終わりのない苦しみのように思えることもあります。
それを前向きに生きていくための
成長の糧にできるかどうか。
自己肯定感を高めるためには、こういう辛い経験こそ、
「私の人生にどんな意味がある?」
「ここから私が自分らしく生きていくためには何ができる?」と
マインドを切り替えていくいい機会になると思います。
- 外見磨きで目に見える変化を得る
- 小さな成功体験を積み、自己効力感を高める
- 自分の軸を持ち、他人の意見に振り回されない
これらを意識することで、自己肯定感を高め、
自分らしく生きていけるはずです。
この記事が、同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです!
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